薬膳アドバイザーの仕事内容と収入・かかる費用について


薬膳アドバイザーとは、民間資格の一つです。日本中医食養学会が発行、認定している資格であり、この資格を取得することでさまざまな仕事や私生活へ役立てることが出来ます。

薬膳アドバイザーの仕事内容と収入・かかる費用

まず一つ覚えておきたいのは、薬膳アドバイザーの資格だけでは仕事に活かすことは難しいという点です。薬膳アドバイザーの資格には上位に中医薬膳指導員中医薬膳調理師の資格があり、さらにその上位に国際中医薬膳師国際薬膳調理師があります。
薬膳のプロとして仕事をするためには、やはり上位資格の取得が必要となりますので、薬膳アドバイザーの資格はその第一歩という事になります。

薬膳アドバイザーの資格を取得するためには、学会が主催している薬膳の初級講座を受講する必要があります。専用のスクールで講義は行われますが、試験はないので受けるだけで取得できる資格です。
また、楽学ネットの通信講座を受けることでも薬膳アドバイザー資格は取得できます。その場合の費用は37,000円ですが、スクールに通うための交通費や宿泊費用などを考慮すれば、通信講座がもっとも安いと言えるでしょう。
中医薬膳指導員や中医薬膳調理師の資格を取得するためには、60時間以上のスクールでの講座を受講する必要があります。学習内容としてはかなり本格的になってきますが、薬膳アドバイザーとしての仕事には欠かせない資格です。
上位の資格を取得することができれば、薬膳のプロとして日本中医食養学会に登録することができます。薬膳アドバイザーでありながら、学会の講師として活躍することが可能です。

薬膳アドバイザーの資格がもっとも活かされているケースは、他の職業の方や資格を持っている方が、自分のキャリアアップのために取得して役立てるケースです。
病院機関や介護業界の方にとっては、患者の体調管理やアドバイスに薬膳アドバイザーの知識がとても役に立ちます。また薬膳アドバイザーの知識には美しい体づくりのための知恵も詰まっているので、エステティシャンや美容師などにも資格取得者がいます。
また、薬膳料理は近年注目が高まっています。歴史のある漢方の知識を日本風の料理に活用することで、美味しく食べられる上に健康維持にも役立つ料理を作ることができますが、これが飲食店経営者や食品メーカーの開発担当者などに役立てられています。
栄養士の資格を持っている方が、薬膳アドバイザーの知識によって効果的な栄養指導を行っているケースもあります。

ですので、薬膳アドバイザー資格保有者の収入を一概に断定することはできません。それぞれの職業に見合った収入を得られるでしょう。また、薬膳アドバイザーとして独立開業し、セミナーや教室などを開く場合には1回あたり1~10万円ほどの収入は見込めるのではないでしょうか?ただし、需要がとても多いジャンルとは言えませんので、独立開業して安定した収入を得ることは難しいといえるでしょう。

薬膳アドバイザーの資格を仕事に生かすためには、単独で活用するよりも他業種の方がスキルアップのために活用することに向いている資格だといえるでしょう。


漢方のおすすめ資格

漢方について学び始めるには、手軽なweb講座がおすすめです。
formieの薬膳漢方マイスターは初心者向けに網羅された内容をスマホで学習できるので、初めて漢方を学ぶ方にはおすすめです。
→おすすめ漢方の資格はこちら

漢方資格
漢方資格TOP