薬膳と漢方の違いって何?


薬膳と漢方はそれぞれ中国で誕生したものであり、今も私たちの健康に役立てられています。日本に伝わってからは日本の風土と近代化に合わせて改良、進化が重ねられています。

薬膳と漢方の違いとは?

漢方とは、中国から伝わってきた学問です。漢方薬局などで処方されている漢方薬という形で、私達は入手して役立てることが可能です。
これらを取り扱うためには、専門的な知識が必要となります。漢方薬剤師の資格や、一般的な薬を販売するための薬剤師の資格などが必要であり、いわば漢方のプロが必要です。
漢方薬を常時飲む人でもない限り、あまり私達の生活とはあまり深い関わりがないものといえます。
そんな漢方とは違い、一般的な生活に合わせて漢方や生薬を利用できるようにしたものが、薬膳です。

薬膳とは中国産まれの料理であるため中華料理に分類されるわけですが、現在では日本の食材を利用した薬膳料理が一般的です。これらを分類して和漢膳と呼ばれることもあります。
薬膳料理などの呼び名で次第に広まっており、薬膳料理を提供するお店などが増えています。薬膳料理の取り扱いに特化した資格なども増えており、芸能人や有名人がたびたび取得しています。
それらの資格にもっとも注目しているのは主婦たちであり、家族の健康管理のためや料理技術の向上のため、レパートリーを増やすためなどの目的に合わせて取得される方が増えています。

薬膳と漢方の最大の違いは、その敷居の低さにあると言えるでしょう。漢方にはあまり縁がないという場合であっても、薬膳という形では気軽に活用することが出来るわけです。
むしろ、無意識のうちにもう薬膳を取り入れているかもしれません。寒い時には生姜湯を飲めば体が温まりますが、これも広い意味では薬膳の一つです。
寒い時期や冷え性が辛い時などは、体を温める効果が期待できる漢方食材の一つ、しょうがを上手に取り入れた薬膳料理を食べることが良いでしょう。
猛暑の時期を乗り切るためには、旬の夏野菜などを食べるのが慣習的ですが、実はこれら旬の野菜には夏場を乗り切るための漢方効果が期待できるのです。

このように私達がそこまで意識せずともやっていたような事も含み、健康のための献立を組むことを目的としているのが薬膳料理ということです。専門的な知識を重ねていけば、薬膳料理によって病気になりにくい体を作ることも可能ですよ。
美しい体になりたい、若さを維持したいという美意識の高い女性にも薬膳料理は注目されており、今後はさらに注目されていくことでしょう。


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