漢方コーディネーターの仕事内容と目指し方・求人について


漢方コーディネーターの仕事内容と目指し方・求人

西洋医学では、体に発生した病気の原因に対して直接働きかける薬を投与しますが、東洋医学では体の自然治癒力を高く保ち、病気そのものを防いだり症状を軽くすることを目標としています。
そのための漢方を選び、処方できる人は漢方コーディネーターと呼ばれています。この仕事を目指すために一つは、資格を取得することがおすすめです。漢方コーディネーターと呼ばれるための認定試験および資格があります。体の症状にあわせて漢方を選び、処方する知識を証明する資格であり、日本安全食漢方養生指導士量料理協会が認定しています。
受験資格は誰にでもあり、在宅受験も可能です。出題内容に関連した本を使い、独学で合格を目指すこともでき、比較的目指しやすい資格であるといえます。

こちらの資格は特に女性に人気です。健康の管理だけでなく、美容目的で取得されているケースも多いようですが、家族の健康管理を求められる主婦からの人気が特に強いといえます。どちらかといえば初心者向けの資格であり、合格率も高くなっています。

漢方コーディネーターが活躍する場所は、薬局内であることが多いようです。薬局での勤務者がカウンセリングを通じて利用者の体調の悩みを解決できる漢方を処方する、ということです。
ただし漢方コーディネーターの資格で取り扱える漢方薬は一部のみです。漢方薬の中には、一般病院や薬局で処方されるような薬と同じような性質を持つ物もあり、それらは第一類医薬品と分類されています。
第一類医薬品を扱うためには薬剤師の資格が必要となるので、本格的な漢方薬のコーディネーターとなるためには、薬剤師の資格も視野に入れましょう。

しかし第二類および第三類の医薬品は、登録販売者の資格を取得することで販売可能になります。登録販売者ともなれば一般的なドラッグストアのほとんど全てを販売できますので、漢方コーディネーターとして本格的に活躍したい場合はぜひ取得を目指しましょう。
薬剤師の場合は6年以上の修学過程が受験する資格として必要ですが、登録販売者の資格は誰でも挑戦可能です。漢方コーディネーターとして、薬剤師の知識があるに越したことはありませんが、仕事として目指しやすい道は登録販売者の取得だといえます。

漢方コーディネーターは患者さんとの深いコミュニケーションが求められます。人と話すことが好きでなければ難しくなりますし、人脈の広さも必要です。
漢方コーディネーターと呼ばれる職業は、まだまだ発展途上にある状態だといえます。調べてみたところ、資格に直結する求人はまだまだ少ないようです。しかし、進化し続けている漢方に対し、注目が集まることで漢方コーディネーターという働き方そのものが今後広まっていくでしょう。


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