胃腸に効くおすすめの漢方3選


食欲不振を感じたらあなたならどうしますか?よほど長期間続き、症状が重いようであれば病院へ行きますが、そこまで深刻な問題ではない場合には、漢方薬が優れた効果を発揮します。
夏場なのに食欲が出ない場合や、寒さで胃腸が冷えてしまっている時におすすめの漢方薬がありますよ。

厳選!胃腸に効くおすすめの漢方

まずは胃を健康的に保つ作用が期待できる甘草(カンゾウ)です。漢方薬としては主役のような存在とも言われていますが、胃腸の調子が崩れていると健康になるための栄養素を消化吸収できず、漢方薬の薬効成分も吸収できません。
そのため甘草を含んでいる漢方薬は非常に多いのです。全ての基本ともいえる成分ですが、いくつかの注意点があります。
甘草を長期間摂取し続けることで、さまざまな副作用が現れます。脱力感やむくみなどが発生するため、甘草を含む漢方薬は短期間の利用に留める必要があります。漢方系の胃腸薬には、この点がはっきりと明記されているはずなので確認してみましょう。
長期間摂取し続ける場合には、必ず医師や漢方薬剤師の指示を受けましょう。

芍薬(シャクヤク)も甘草と同じく胃腸への働きが期待できる漢方薬であり、これらはセットで使われることが多い漢方薬です。製薬会社が販売している漢方系の胃腸薬に使われている事も多くあります。中でも芍薬の鎮痛作用は効果が高く、急激な痛みを軽くする効果があります。
当帰芍薬散と呼ばれる、古くから伝わる漢方薬の主な成分でもあります。当帰芍薬散は特に女性の生理痛や生理不順、月経の調整機能などに優れています。血行不良などの症状にも効果的です。

柴胡(サイコ)と呼ばれる漢方薬は、胃腸の症状の中でも食欲不振を解消するために効果を発揮する漢方生薬です。特に風邪をひいている時の体調不良による食欲を回復させるのに有効です。
吐き気を催すタイプの、お腹から来る風邪への効果に優れており、副作用が少なめなのも大きな特長といえます。風邪が長引いてしまっている場合は、柴胡を含んだ薬で栄養を取り込める体に戻すことがおすすめです。

安中散は、胃液の分泌が多いなどの不調に役立つ漢方薬です。虚弱体質の回復に効果的であり、胃炎を解消できる効果も期待できます。主な生薬は桂皮などのほか、上記で紹介した物も含まれることがあります。
虚弱体質の方には優れた効果を発揮しますが、逆に体力には問題のない人には効果が薄い傾向があります。冷え性の改善にも良い効果が期待されています。激やせ症状を改善させたい女性などには、安中散がおすすめの漢方薬です。


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