体に効く薬というものは苦いものが多いですが、飲み方を工夫することで、ストレスなく効果的に飲むことができます。
ストレスなく飲む工夫というのは、実は継続して飲み続ける際には重要です。短期的には努力しだいでどうにか漢方を続けることは出来るかもしれませんが、それがいつまでも続くとは限りません。つまり漢方の正しい飲み方を知っておく必要があるのです。
漢方薬の飲み方を苦くないように工夫してみよう!
漢方薬は食前または食間に、お水や白湯を使って飲むことが基本となります。食間とは食事の途中という意味ではなく、食事と食事の間の時間、つまり空腹を感じている期間に飲む方法です。
この時に注意したいのが、食事前に漢方薬を飲み忘れた場合です。次の食間まで飲んではいけない訳ではなく、飲み忘れた場合はそのまま食後に薬を飲んでも良いのです。食前や食間というのは、努力目標だと捉えておきましょう。
粉末または粒状の漢方薬を飲む場合は白湯が理想的だとされています。一通り煮詰めたお湯を冷まして飲み込める温度まで下げたものであり、水の中の不純物をある程度飛ばすことが出来ています。
熱いお湯のままではお薬を飲むことができないので、かなり冷まさないといけません。時間的に忙しい場合は水で飲みましょう。
漢方薬には、いくつかのタイプがあります。湯、散、丸の三種類に分類されており、上記の粉末は散と呼ばれています。この3つの順番は効果の高さと飲みにくさの順番を示しています。
湯は煎じ薬であり、お茶のようにお湯で煎じて飲む必要がありますが、漢方薬を吸収する方法としては一番理想的です。丸は飲みやすく加工されており、漢方薬ではもっとも手軽といえます。
最近では粉末状の薬でもカプセルに詰めて飲みやすく加工されたものがあるので、これらはほんの一例です。
煎じ薬タイプのものは飲みにくく、味の克服が一つの課題です。レモン汁やハチミツ、ココアやコーヒーなどを混ぜて味を変えて飲むと少し楽になるでしょう。混ぜものをしても効果が下がることはありません。
また煎じるための作業も一苦労ですが、家電製品で漢方薬を煎じるための専用機があるのでそれらを利用するのも一つの方法です。
粉末タイプの漢方薬の味に耐えられないという場合は、水を先に口へ入れて後から粉を投入することで克服できます。水を先に口へ入れて溜めておき、その水の中に薬を乗せて一気に飲み込むというものです。慣れれば粉の味が舌へ届く前に飲み込むことができます。
漢方薬を飲む場合、その苦さを乗り越えることが大切なのでぜひこれらを参考にしましょう。
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